成分無調整牛乳とは

成分無調整牛乳とは、牛からしぼったままの乳である「生乳」を加熱殺菌したもので、乳脂肪分が3%以上、無脂乳固形分が8%以上と定められています。

ちなみに「無脂乳固形分」とは、生乳から水分と乳脂肪分を除いたもので、たんぱく質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどのこと。

牛乳には、ミネラルのひとつである「カルシウム」が多く含まれています。

生乳の成分は、乳牛の品種や個体差はもちろん、飼育する牧場によっても違います。また、同じ乳牛でも季節によって微妙な変化はあるわけで、たとえば春から夏にかけては乳が薄くなったり、秋から冬にかけては濃くなったりもします。

そういう違いや変化も含めて、「成分無調整」のまま出荷された牛乳です。表示欄の「種類別」のところには、「牛乳」と記載されています。

牛乳のカルシウム量は、コップ1杯200ml当たり約227mg。60g程度の小魚1匹の約5倍にあたります。